Amber International Japan

企業のオーナーにとって【顧客に満足してもらうこと】【 業績を上げること】は非常に気になるところでしょう。それらの要素に比べたら、つい後回しになりがちな【従業員満足度】ですが、この３つの要素には、相関関係があるのです。

星野リゾートに見る‘’風通しの良さ‘’

国内外で旅館やホテルを展開する「星野リゾート」は、従業員満足度がとても高いのはご存知でしょうか？

その秘密は、社内の‘’風通しの良さ‘’にあります。従業員主体の労働環境によって躍進し続ける、同社の秘訣の一部をご紹介します。

やる気のある人が管理職に立候補

星野リゾートの管理職は、やる気のある人が挑戦できるよう立候補によって決まります。また管理職を経験した人が、興味関心の変化、個人や家庭の事情などで役職から離れ、重責の伴わない現場に戻る選択も可能です。

このように、社員がライフステージに合わせて自由にキャリア設計できる理由の一つは、年功序列によらない給与体系にあります。つまり、勤続年数に関係なく、仕事の価値に対して給料が支払われるので、会社として財務上の影響はありません。

また立候補制度の導入は、社員自身にキャリア選択の自由を与えるほか、管理職の入れ替わりも促進して組織の活性化も図っているのです。

社内ビジネススクールで社員のスキル習得を応援

同社では上司の指示に頼らず主体的に動くためのスキル習得を、社内ビジネススクール「麓村塾」を通して提供しています。この学びの場を通して社員の自律的な働き方をサポートし、社員が自分の能力を存分に発揮して生き生きと楽しく働けるよう応援しています。

社員主体の労働環境を整えることによって、社内の“風通しの良さ”を実行し、従業員満足度と財務業績を相乗的に向上させることができるのです。